～僧侶たちと柏の人々が、江戸時代、三十年前、現代とそれぞれの時を紡ぐ物語～

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柏市にある長全寺は住職 武川広徳（川原英之）に相談に訪れる人々や、樹齢４００年の樹木や阿吽像などの

景色を楽しみにくる人、祖父に世話になったとお墓を磨きにくる若者などで活気に溢れている。

ある日、新人僧侶の深山晧静(みやまあきしず)(神森仁斗)が修行のため、長全寺にやってきた。

深山は、先輩格の小田学生（本多摂）や血気盛んな木下康行(川瀬忠行)と日々のお務めに励む中、

江戸時代から連面と受け継がれてきたもうひとつの裏のお務めがあることを知る。

 

それは...「説法頭巾」

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柏市民の安寧が崩れたとき、僧侶たちは頭巾をまとい、すぐさま駆けつけ、読経と説法で犯罪や事件を

未然に防いでいたのだ。

若き僧侶たちも黄色や黒色の頭巾をまとい、喧嘩や不法投棄、空き巣など未然に防いでいった。

そんな彼らの活躍に武川住職はかつての自分を重ねていた。

30 年前、若き武川も黄色い頭巾をまとい、仲間の香織(藤岡範子)と説法頭巾の活動に励んでいた。

しかし、ある失敗により、香織と対立してしまい、その強引なやり方に翻弄されていた...

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そして...小田はある異教徒の女性への思いに悩む。木下は暴力沙汰に巻き込まれ、しばらく説法頭巾を禁じられる。

深山は、檀家の一人で夫を失い子供のため懸命に生きている村瀬怜子(浅森夕紀子)の心の苦しみを晴らすことのできぬ自分の非力さに苛立ちを覚えていた。

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武川住職は、そんな彼らにさらなる修行を命じるのだった。

一方、怜子はとあるリフォーム会社に就職を果たし、順調な一歩を踏み出したかに見えた。

が、後にその会社が弱者を食い物にした詐欺同然の悪徳会社だと知り、一人葛藤する。

そんな怜子を救うべく、そして、悪徳会社を壊滅すべく、彼ら説法頭巾は立ち向かう…

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果たして、関わった人々が集う最後の法要は全てを解決できるのか。

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※この物語は、フィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

「長全寺」は実在する寺院で撮影では、多大なるご協力を頂きましたが、ストーリー上、お坊さんの所作や、説法などに、多少の「誇張」があります。実在の「長全寺」に対して、偏見や誤解を招かぬようご理解ください。